2002年
濱のマスターズ・ダブルス 観戦記
「麗しき戦うおやぢたち」

このレポートは去る11月16日17日と二日間にわたりゴールドジム横浜馬車道にて行われ た「濱のマスターズダブルス馬車道ラケットボールフェスティバル2002」の壮絶なる記録 です。この事実を全国のラケボープレーヤーにぜひ知ってもらいたく、私、はれて(?) 参加資格年齢に達した舛屋が余すことなく手短に紹介したいと思います。

スターズって
晩秋の土曜日、朝の横浜、関内は閑散としていてゴミ袋を突っつくカラスがお出向かえ。 マスターズに初参戦と言う私ゴールドジムまでの寒い道中「はたしてマスターズの試 合とはどんなものなのだろうか?」「キルショットと同時に力んだ口から入れ歯が飛び出 し、アボをとられたり。タイムアウト時に蒸れ乱れたズラを交換したり、汗で溶け出した マスカラでみんな、千と千尋の・・・に出てくるカオナシみたいになったり・・・・」な どなど、怖いもの見たさの期待と不安が入り混じり、思わず胃の奥からすっぱいものがこ みあげそうになってきました。 

常な熱気
通常のトーナメント、朝一の会場はさみしく、まるで大相撲の11時台を思わせるのですが、 会場に入り唖然!「なんだ!このおやぢたちは!(この場合の‘おやぢ’とは敬意をこめ て男女を問わない参加者全員とさせてくだい)」いるのです。うじゃうじゃと。そーなので すマスターたちは朝に強い!一番年少であるはずの私が生白い顔をしている横ですさまじ い音をたてながら一人打ちをしている、すでに一杯飲んでいるのではないかと勘違いさせ られるほど血色のよい顔が、親指を思いっきりつきだし「GOOOOOOD!」と叫んでる。す ごいテンション、ある種異様なフェロモンに包れ、頭クラクラになってしまった私は「心 してかからなければ大変なことになる」と直感しました。

 戦
試合はマスターズの中でも「年長」「年少」にわかれ(モー娘とミニモニと思ってください) DUB、MIX DUBと5つのカテゴリーに別れ11ポイント1セットマッチ、というトイレの 近いわれわれにとってはとても安心できるルールで行われなした。しかしそのルールがダ ブルエントリーで最低8試合というパンツを何枚持っていても不安になる長丁場になると は気がつきませんでした。11月の日本選手権を仙台で見てきた私にとってはじめて見るマスターたちのプレー、驚きました!びっくりしました!違うのです!仙台のコートの中と は!ボールが直線的にこないのです。見ていた私は眼球が右、左、右、上と動き完全に脳 みそグラグラ状態!仙台がヒップホップなら横浜はさながらシカゴブルース!しかしそこ はマスター!ビギナーとは全然異なるテクニック、国民学校で鍛えられた規律性、基本中 の基本である徹底された「ミスをしない精神」見ているギャラリーの掛け声も「キメロー!」 ではなく「マワセー!」。おもしろい!楽しそう!セルフジャッジなのでミスると人を疑う、 そんな中でも果敢に血管ブチ切れキルショットがでるからたまらん!

 

 


そんな熱戦の中から私がぜひ伝えたい印象に残った試合を一つ、やはり内藤長四郎、高橋 守雄ペアVS横須賀外人ペア。この一戦はまさに太平洋戦争を共に戦ってきた敵同士が時空を越え再び合い交えるという図式が完全に出来てました。ゼロ戦の撃墜王のような風貌の 守雄さん。ドえらい遅刻をしてきても「やあ、おまたせ!」の一言で片付けられてしまうほどのカリスマ、チョーさん。コレに対する横須賀ペア!おーっと、デカイぞ!レイバンのサングラスが似合いそうだ。ノースリーブのTシャツから生えたぶっとい腕・・・・きっと葉巻の吸い口も噛み砕かれているんだろうな!試合前のコートを見たら「こりゃハンバーガー対イモだな!」と思った人も少なくないはず、しかし彼らは燃えました。横須賀ペアのショトはことごとくチョーさんに返され、苦し紛れで返したボールを守雄さんがまるで300m先のグラマンを射抜く様にキメるのです。(16ミリ砲ですが)しかし相手も歴戦の勇、ココで負けてはマッカーサーに顔がたたん!
ズドーンときつい一発で相手を蹴散らす。試合は白熱した一進一退、ギャラリーもいつのまにかフェアな応援を忘れ、思いっきり片寄ってました。(たぶん日本語読めないから書いちゃいます)セルフジャッジは得点表示がないため、どうなっているか解らず、ショットが決まるたびに静まり返る。最後に守雄さんのショットが決まり、お互いが握手をした瞬間、私は感動のあまり、まるで産院で出産を不安に待ちながら、ようやく産声を聞いた父親 の心境になりました。試合後エネルギッシュに動き回った守雄さんを指し「ナンナンダ、アノ、カミカゼボーイハ!」と言ったとか。まあそれはご愛嬌として最後は仲良くビールを飲んでました。

 

題は「アトム」
やはり横浜と言ったら、中華です。コレを楽しみに参加した方も少なくないはず!中華街に程近い、GGYそば、いろいろ話題に上った周 冨輝さんの「生香園」にて昼間の興奮冷めやらぬ親睦会が行われました。GGYの萬谷サンの司会により、飲めや、飲めやの大騒ぎ、セルフジャッジをいいことに、海老マヨをこれでもかと盛る人、もう食べられないと言いながら海鮮チャーハンに埋もれる彼女、アトラクションは芸術の秋にふさわしく「お絵か きコンテスト」お題は「アトム」3日前の記憶も定かではない皆さんは必至に思い出し、虚弱なアトム、体が鳥になったアトムなどすさまじいアトムが勢ぞろいでした。

宴会の最後は恒例のジャンケン大会。元JARA事務局員(2002卒?)の平坂さんから提供いただいたラケットを目指して、ゲームでへろへろになった利き手に最後の力を込めて現JARA事務局長の鐘ヶ江さんと「さいしょは、グー!!!」

お楽しみな時間はあっという間に過ぎ、皆さん酒の魔力で親睦を深め、明日の健闘を誓い合い、夜の街へと消えていきました。

日目
親睦会のおかげで前日までの緊張感はなく、終始リラックスしたムードで試合が消化されていきます。今回MIX DUBには何組かの夫婦ペアが参加をしました。愛情の再確認なのか最後のTRYなのか定かではないのですが、いずれのペアも普段の仮面をゴーグルに変え、必至のプレーに夫婦漫才よりも会場は沸いてました。
予選が終わり決勝リーグ、コンソレになった頃になり、ようやく、クラス分けが実にうまく出来ていて、バランスのよさに感心しました。最初はてっきり髪の毛の量でクラス分けをしているのだと思っていたもので・・・・。決勝に近づいてくると、やはり現在も各地でブイブイ言わせている実力者が容赦なく勝ちあがってきました。その中でもMIX DUB(年少)決勝の長倉夫妻ペアVS遠藤、臼井ペアの決勝はすごかった。まさに意地と意地の張り合い、ノーガードの打ち合い、鉄壁の守り、10-9で迎えた最終ポイント、クロスを打った長倉さんもすばらしいが、取れなかったがバックウォールめがけ私の目の前までダイブした遠藤さんもすごかったです。壁がなかったら私の胸に飛び込んできて危うく子供が出来るところでした。ご馳走様でした。 と、まあ紹介できなかった試合がほとんどなのですが限りあるスペースにすべてを見て書くのは難しいので全体の雰囲気でも分かってもらえればと思います。他の熱戦を戦った方々ごめんなさい。

 評
想像していたより面白く、ハードで、まじめで、ふざけて、最高な大会でした。40歳という2回目の成人式でようやく本当の大人の仲間入りが出来た気がしました。神田Yの榎本サン(MY PARTNER)がんばったけど飛びすぎてケガしちゃいましたね。これで分かりました、貴方がやりたかったのはラケットボールでもバトミントンでもない、メキシコのプロレス、ルチャリブレだったというのが。関口さん日曜日だけの参加でしたが華麗なプレーで魅了されました。日曜の夜中に泥酔して私の電話口に出られた方と同一人物とは思えませんでした。高橋はるみさん、私のことより私のエロTシャツを気に入ってくれましたね。
清田サン、私の仕組んだ極悪出会い系サイトの罠にかからずよくぞここまでがんばっていただきました。四ツ谷サン関係ないけどいつも夜遊んでいただいて感謝してます。その他JARA事務局の皆様、ボランティアでお手伝いいただいたGGYの皆様、スムーズな試合運びは、あなた達のおかげです。お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。


ともかくこれからもがんばろうではないか、おやぢたちよ!、コートの中ではみんな、頭 も含め心も輝いていたではないか、(ちょっとニオったけど)、前立腺肥大がなんだ!更年期障害がなんだ!いらいらしたら打ち込め!打ち込め! 一年363日はおやじでも良いが、 この2日間はおやぢでいいじゃないか!イケイケおやぢども、40,50は、はなたれ小僧、この意気で来年も会おうではないか。
それまでしばしの別れ、さらばじゃ、麗しき戦うおやぢたちよ。  ぢゃ!

神田YMCA 舛屋 郁夫

 


著者&エロTシャツ近影


著者ゲーム中


大会結果

女子ダブルスクラス
優勝:中嶋 滋子(海太郎)、鹿間 広子(コ市川)
準優勝:北原 淳子(Y東陽)、島田 朋子(テ練馬)
3位:椎名 あき子(ビ町田)、佐藤 育子(ビ町田)
  箱崎 由美子(JOY)、板谷 良子(JOY)
コンソレ優勝:高橋 はるみ(コムズ)、清田 妙子(コ市川)

男子ダブルス・みなとみらいクラス(年少の部)
優勝:高桑 広幸(テ船橋)、織戸 克敏(テ船橋)
準優勝:松沢 正夫(コムズ)、小宮 隆一(ビバ)
3位:John Sorenson(ビアレ)、Patrick Curtin(ビアレ)
  滝沢 敏秋(ダッシュ)、大沢 誠(コ津田沼)
コンソレ優勝:佐藤 善基(ビックS緑)、柏城 真治(ビックS緑)

男子ダブルス・たそがれクラス(年長の部)
優勝:小池 洋(ビアレ)、田村 正(ビアレ)
準優勝:臼井 義浩(JOY)、本多 道明(JOY)
3位:上野 修(JOY)、片桐 一裕(JARA)
  高間 茂行(ビアレ)、五十嵐 孝明(ビアレ)
コンソレ優勝:高橋 守雄(テ国領)、内藤 長四郎(Y神田)

MIXダブルス・ハーバーライトクラス(年少の部)
優勝:長倉 富貴子(コムズ)、長倉 昭男(コムズ)
準優勝:遠藤 朝子(ルネノダ)、臼井 義浩(JOY)
3位:中山 洋子(グリーン)、柏城 真治(ビックS緑)
  高橋 はるみ(コムズ)、大沢 誠(コ津田沼)
コンソレ優勝:椎名 あき子(ビ町田)、山本 均(GGY)

MIXダブルス・ブルーライトクラス(年長の部)
優勝:中嶋 滋子(海太郎)、木村 進(コ市川)
準優勝:板谷 良子(JOY)、上野 修(JOY)
3位:岩上 雅子(コ市川)、吉田 隆志(GGY)
  直井 恵子(JOY)、片桐 一裕(JARA)
コンソレ優勝:箱崎 由美子(JOY)、本多 道明(JOY)